final Heaven II Jaben Edition

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出会いは偶然に

最近、final 旧製品が市場から少なくなっている気がします。

新品・完パケ品が欲しいという無謀なことを考えているので、中古ですら出回らなくなってくるということは、旧製品を集めるのはそろそろ終わりかな、と思いつつある今日この頃。

去年の秋を最後にfinal STOREの掘り出し物も途絶えていて、音質面で一番信頼を置け、会社の応援もできる場所で購入することもできなくなりつつあります。

先日の配信で新たに立ち上がったfinalの新ブランド「REB」では、構想の中に「中古品販売」が含まれていました。

もしかしたら、まだ一縷の望みは残っているのかもしれませんね。

突然目の前に現れた “Heaven II Jaben Edition” の文字

連休の頃だったか、別のfinal製品情報を調べていた時に、Heaven II Jaben Editionなるものが存在することを知りました。

Jabenといえば、LAB I を買った時にお世話になった、シンガポールに本社を置くオーディオ関連の会社。

届いた LAB I の外箱にfinalの認定代理店を示すカードが付いていたし、日本支社の担当者さんの対応も細やかでした。

実物画像が公式サイトにない

話を Heaven II Jaben Edition に戻して。

シンガポールのJaben公式サイトに出ている画像はノーマルの Heaven II で、「何が違うの?」「本当にそんな製品があるの?」と戸惑うレベル。

検索してやっと出てきた画像で確認できました。どうやら、本当に存在するようです。

先輩finalistさん達も知らない

Heavenシリーズには海外のみで販売された III がありますが(厳密にいえば、数量限定で直営店・final公式サイトで販売された模様)、他に海外のみで展開された製品があったという話は聞いたことがありません。

注文しようか迷っていたタイミングで、たまたま別件で先輩finalistさんから連絡があったので、この情報を伝えてみることにしました。

そうしたら、「ええーーーっ、私も聞いたことがありませんよ」とのお返事が。

その後、組み立て式の頃からfinal製品を知っていて、ほぼすべてのイヤホンをコレクションしていらっしゃるfinalistさんにも確認してみましたが、同様に「初めて見ました」とおっしゃっていました。

また、同じくコレクターとして知られていらっしゃるfinalistさんもご存知なかった様子。

少しあとになって私のツイートをご覧になった別のHeavenシリーズ愛用者のfinalistさんも、「初めて見た。欲しい。」とツイートなさっていました。

まったく認知されていない製品だったようです。

シンガポールは連絡が取りづらかった

シンガポールの公式サイトにはチャット欄があるのですが、なぜか使えなくて。

適当に画面右側にあるオンラインという方のほぼチャット欄みたいなものからメッセージを送ったら、返事がありました。

在庫の確認を依頼してから何日か待ったものの返事がなく、再度問い合わせたら「数日後に連絡をする」と返答があっただけで、結局今も返信がありません。

その後メールを送ったけれど、こちらも返信なし。

タイはLINEで連絡可能

シンガポールは南国気質なのかも・・・返事がいつ届くか分からないと思い、次の手段を考えることに。

そこで思い出したのが、少し上で紹介した画像。

こちらはタイJabenのFacebookアカウントでした。

そこでタイの公式サイトを見に行きました。

タイ語はまったく分からないので、ブラウザの機能を使って英語表示で確認。

タイの公式サイトには Heaven II Jaben Edition は見つからなかったけれど、ずっと探していた新品の Adagio II や Piano Forte II (BLUE) が在庫あり。

しかも、シンガポールより価格が安い。

ということで、まずは問い合わせ。

ちなみに、こちらもメールで送った問い合わせには未だに返事がなく、LINEだと営業時間内であればすぐに返事が届きます。

在庫の有無、海外への発送の可否、可能な場合はどういう形になるか、安全なカード決済手段はあるか・・・等々を確認しました。

注文を確定する直前にふと思い立って、「 Heaven II Jaben Edition の在庫はありますか?」と聞いてみました。

すると、まさかの “YES!” との返答が。

ちなみに、この製品はタイJabenのサイトには載っていません。

3日ほどで届きました

タイJabenはとても対応が良くて、安心して注文できました。

欲しい製品を伝えると、在庫チェックをし、商品を確保した上で金額を知らせてくれて、画像を送ってくれたり、送料の確認もスムーズでした。

お支払いは、3Dセキュア対応のリンクを送ってくれます。

FedExとEMSのどちらか好きなほうで発送してくれますが、EMSの場合は送料の確認に時間がかかって何時間か返事が届かない場合があるので、FedExを選びました。

送料はEMSのほうがほんの少し安いのですが、5日前後かかるとのこと。

FedExなら3日以内で届きます。

Heaven II Jaben Editionについて

発売時期・販売台数など

2014年6月20日に発売された模様。

200本の数量限定とあります。

イヤホンケース

ケースは市販のイヤホンケースかな?

製品名が印字された紙の裏側には、シリアルナンバーの記載があります。

国ごとにナンバリングしているようで、「JBxxxTH」と手書きで書かれていました。

JBはJaben、xxxの部分は数字3ケタ、そして国名という感じでしょうか。

本体

筐体はステンレスで、ブラック・クローム仕上げ。

公式サイトにはステンレスとしか記載がないのですが、Facebookから拾ってきたタイJabenの画像に”black Chrome-plated finish stainless steel housing”とあります。

“200 specially made Heaven II with Final Audio Design balanced armature driver…”とあるので、ドライバーは同じはず。

ノーマルHeaven II の筐体違いというだけで、中身は同じだと思うのですが。

なぜか「感度」の数値が異なっていて、ノーマルが102dB、Jaben Editionは112dBとあります。

記載ミスなのか、チューニングを含めて中身も違うのか?

スペックの詳細は問い合わせ中なので、進展があれば追記します。

ちなみに、ノーマル Heaven II 初期型と同じフィルタなしのバージョンです。

イヤーピース

先輩finalistさん情報では、おそらくイヤピはTYPE AとTYPE Bの2種類が各3サイズ(S・M・L)と思われます。

どちらも溝のない黒軸。

(補足:画像をクリックすると元の画質で表示されます)

音の違い

イヤホン・ヘッドホンを試聴する時にレファレンスにしている7〜8曲で聴いてみましたが、オーディオ初心者の耳にはノーマル Heaven IIとの違いは分からず。

というか、同じにしか聴こえなかった。

追記:ノーマルとは異なるフィルタが使われているようです。

https://www.facebook.com/JabenMY/photos/a.123653897650107/928341813847974?type=3

タイJaben は完売

その後、先輩finalistさんの分として、追加注文を数回。

5/18の時点では在庫は5本ほどあると聞いていたのに、5/23に注文した時は最後の1本でした。

製品自体の価格が3,000円くらい高くなりますが、シンガポールにはまだ在庫があるかもしれません。

おまけ

この製品をゲットなさったK-Yamaさんによる動画はこちら。

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この記事を書いた人

2022年1月にワイヤレスイヤホンZE3000と出会い、finalという会社を知る。
音楽を聴くのが好きなだけの万年オーディオ初心者。
現行製品のほとんどを所有。
final audio時代の旧製品も収集中。

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