Amazonのセールで3,000円OFFクーポンが配布されていたので、発売当時から気になっていたagのBASS2を買いました。
パッケージ・外観
個人的な評価
- 質の良い重低音
- 動画視聴におすすめ
- 通話時に相手の声がクリアに聞こえる
- 音声ガイダンスの音量が大きめ
- ノイキャンはかなり控えめ&毎回OFFにリセットされる
- 低音・重低音に特化したシリーズではあるが、低音の量が多いわけではない
- 質の良い低音・重低音
- 全体的に透明感のある音
- ボーカルや各楽器の音が混ざらず、しっかり聴ける
良い点
質の良い重低音
いわゆる「ドンシャリ」とはまったく違います。
大人におすすめしたい←あくまでも比喩的な表現だけども。
深いところから重低音が美しく響くのがBASS2の特徴だと感じました。
非常に質の良い低音を奏でてくれます。
動画視聴に大活躍
私が今回BASS2に興味を持ったのは、Amazonの製品紹介の中に「映画鑑賞推奨」という文字を見つけたからです。
「BASS2が映画鑑賞におすすめ」というのは聞いたことがなかったし、公式サイトにも記載がないんですよね。
REB_STORE_LIVE!やいくつかの動画を見たところ、声がとても聞き取りやすかったです。
通話にもおすすめ
BASS2で動画を見ている時に電話があり、そのまま通話をしてみました。
ZE8000もかなり音声がクリアですが、BASS2も負けていません。
ノズルが耳の奥に入る形状なので、相手の声がとても明瞭に聞こえました。
通話を終える頃に「ワイヤレスイヤホンをつけて話していたのだけど、どうだった?」と尋ねたところ、「イヤホンを通した音声には思えないほどクリアでよく聞こえた」と言われました。
改善されたら嬉しい点
音声ガイダンスの音量以外は、人によってはメリットにもなり得ると思います。
音声ガイダンス
珍しく、日本語での音声ガイダンスです。
ガイダンス音声の音量が大きすぎるのがやや欠点。
充電ケースから出してガイダンスが終わるまで待って、その後ノイキャンをONにしてから(ここでもガイダンスが終わるのを待つ)、装着してます。
筐体の大きさ
タッチセンサーのある丸い部分が大きめですが、見た目とは裏腹に意外と耳にフィットするので、しっかりと密閉が取れます。
装着している時間が長くなると、人によっては耳の外側あたりが痛くなるかもしれません。
参考までに、他のイヤホンとのサイズを比較しました。
一番小さいのは左のCOTSUBU(青い筐体)で、PITA→GEAR01→BASS2の順に大きい。
ただ、ノズル(イヤピを装着する側に向かう部分)も製品ごとに微妙に異なるので、筐体のサイズだけでは判断できません。
耳が小さい人は、念のため、試聴できるお店で装着してから検討なさってください。
ノイキャン
ノイキャンが苦手な人には逆におすすめと言えるほど、ノイキャンONとOFFでの音の聞こえ方は、ほぼ変わらない。
ノイキャンをONにした直後に一瞬ツンとするような感覚があるのと、ボーカル(中高域)が少し遠くなるくらい。
しかも、注意して変化を感じ取ろうとしない限り、これらの違いに気付かないかも。
おそらくですが、ノイキャン機能は、音を整えることが目的で搭載されているのではないか、と。
一般的に思い描く、「ノイキャン=静寂」とは大きく異なります。
ただ、かなりしっかり密閉できるので、パッシブ・ノイキャンで十分に効果が得られるとも言えます。
不可解なのは、充電ケースに戻した時点で、ノイキャンがOFFの状態にリセットされてしまうこと。
これは、reb GEAR01も同じ。
試聴 〜reb GEAR01との比較〜
新しいイヤホン・ヘッドホンを試聴する時は、レファレンスとして、女性ボーカル、男性ボーカル、ロック、オーケストラ曲、ピアノ曲を聴いています。
今回はレファレンスの1曲目を聴いた時に質の良い低音に感動したので、あえて「重低音」に絞って、普段のレファレンス曲ではないけれど、過去に何度も聴いている曲をいくつかピックアップしてみました。
比較対象として、「新しいドンシャリを目指してfinal音響エンジニアとREBとが共同開発」した、reb GEAR01と聴き比べてみました。
どちらもノイキャンをONにして聴いています。
ホルスト組曲<<惑星>> 木星(小澤征爾指揮、ボストン交響楽団)
ハイレゾロスレス(24bit / 192kHz)、Apple Digital MasterをApple Musicで聴きました。
BASS2では、コントラバス(多分合っていると思うけれど、楽器の名前はよく分かりません…)の振動を感じるかのような、深い低音が静かに沈み込む気持ち良さがあります。
振動は、agのWHP02 for GamingでウーファーモードをONにした時のようなイメージ。
ウーファーモードほど顕著ではないものの、ビリビリという感覚が微かにあります。
GEAR01は低音が元気なイヤホンですが、BASS2を聴いた後に使うと、低音はそこまで沈まないことが分かります。
あと、GEAR01では、高音がややキツく感じる場面が何度かありました。
ONLY YOU(BOOWY)
CD音源をAudirvanaで聴きました。
BASS2のほうが少しだけ透明感があるように感じたけれど、GEAR01と聴き比べても、あまり差を感じなかった。
どちらも楽しく聴きました。
個人的な好みはBASS2でしたが、どちらかといえば・・・というくらい。
1つだけ気になったのは、GEAR01がほぼ音量MAXにまで上げないと音が小さかったこと。
普段かなり小さめの音で聴くので、こんなにボリュームを上げることに抵抗感がありました。
個体差なのかな?
Lay Your Hands On Me(Bon Jovi)
ハイレゾ音源(flac、24bit / 96kHz)をAudirvanaで聴きました。
出だしのドラムが心地良く響くのはどちらも同じですが、より深い低音まで聴こえるのはBASS2でした。
それにしても、BASS2の低音&重低音は本当に美しい、質の良い低音だな、と。
ただ、GEAR01のほうがノリノリで聴けます。
ライブ会場にいるような臨場感を楽しむならGEAR01を。
GEAR01は、BASS2の3倍くらい音量を上げました(個体差の可能性あり)。
感想
個人的にはオーケストラならBASS2が各楽器が混ざらず高音も低音も良いと感じましたが、ロック系・ポップス系であれば、好み次第。
外出先で聴くならノイキャンが強い(だけど圧迫感はない)GEAR01が良いかもしれないけれど、BASS2はフィット感が良くてしっかり密閉するから、ノイキャンの差よりも音の好みで決めることをおすすめします。
余裕があるなら両方買って、気分や状況によって使い分けると楽しいですよ。
それにしても、「final製品あるある」で、どれも良いのが困りますね。
ag製品もその傾向は同じ。
それぞれに良さがあって、どんどん増えていく。
ag製品は基本的にワイヤレス製品のみの展開で、バッテリー持ちを考えると4〜5年で買い替えが必要になるので、購入は控えめにしてきました。
でも、UZURAとドラゴンボール(悟空・ベジータモデル)の音もとても良いんですよね。
UZURAはまるでカフェミュージックを聴いているかのような優しい音、ドラゴンボールはZE8000風味を感じる音だったり。
セール対象になっているのを知ると、思わず買いそうになっては踏みとどまる・・・を繰り返しています。
シリーズが続くのを楽しみに
私自身は女性ボーカルやバラードを好んで聴くけれど、低音の量が多いのも好き。
BASS2は低音の量が多いわけではなく、とても上質な低音なので、これはこれで耳が幸せになります。
BASS1は開発が中断され、その間にBASS2が先に発売にこぎつけたそうですが(下記の動画で説明あり)、「シリーズ」と名称がついているので、この先も出てくれるといいな。
これだけ質の良い低音をお手軽なワイヤレスで聴けるのは、なかなかすごいと思います。
REB_STORE_LIVE!
改めて見返してみました。
実際に使ってみて分かる部分も多いですね。
今は森さんがお忙しくなってしまったせいか、ライブ配信に出演なさらないのが寂しい。
長年finalの営業を担当なさっている森さんならではのお話は、とても好きなので。
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